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痰湿
こんにちは、丘の上の鍼灸院です。
先日用事を終え、夜9時すぎにかつやさんに入った日があったのですが、その日は悪夢をたくさん見てしまい、眠りも浅く寝た気がしないまま次の朝起きました。
“悪夢が多い”
これは中医学では『痰湿(たんしつ)』というものが溜まっている状態と考えます。
字のとおり、ネバネバ・ドロドロ・ジトジトとしたもので、味の濃いものや揚げ物、甘いもの、冷たいもの、お酒や水分、乳製品の摂り過ぎなどによって溜まります。
特に遅い時間にそういうものを摂ると、消化が終わらないまま(胃腸にそれらが残ったまま)寝ることになるので、よりいっそう悪夢を見やすくなり、眠りが浅くなってしまいます。
痰湿によって、他にも鼻炎が悪化したりすることもあります。
以前自分の体調で反省していることがある、とちょっと書きました。
ちょうどバレンタインシーズンなどが重なり、チョコレートやお菓子を消費しないといけず結構たくさん食べていた時期があり、すると見事に鼻の奥や喉の奥にネバネバとしたものが張り付いてしばらく調子が悪かったです。
後鼻漏のような症状ですね。
私はもともと胃腸が弱めなので、すぐにこういう症状が出てしまいます。
昔は食べ物で体調が変わることはあまり意識していなかったので、常にこういう症状があったような気がします。
鍼灸師になる前は普通に社会人だったので、お昼がコンビニ弁当やパンだけなのも、仕事の間にお菓子をつまむのも、仕事終わりに飲み会があるのも日常のことでした。
今は割とそういうところからかけ離れた生活で、気づけばそういうなんとなく常にあった不調みたいなものは少なくなりました。
痰湿が溜まっているかどうかは、朝起きたら鏡で舌を診てみてください。
舌の上にベットリとした苔がついていたら、痰湿が溜まっているかもしれません。
というわけで、ギクッと心当たりがある方は、食事の内容もそうですし、よく噛むこと、寝る3時間前までに食事を終わらせること、腹八分目で食事を終わらせることなども意識してみてくださいね。
あっさりとした温かいものを食べる日も増やしていきましょう。