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2025-05-17 16:14:00
気候のはなし
こんにちは、丘の上の鍼灸院です。
今朝はかなりの雨風が吹き荒れていたのですが、お昼からは空模様も落ち着きました。
東洋医学では、風や湿気は、強すぎると風邪(ふうじゃ)や湿邪(しつじゃ)と言って、身体に悪影響を及ぼして、さまざまな症状を引き起こすと考えます。
風邪であれば頭痛や肩こり、関節痛、かぜの症状。湿邪は倦怠感やむくみ、下痢、湿疹など。
現代では気象病と言われているものに当てはまります。
気象病は、気圧や温度などが気候の変化で差が急激に開くことで引き起こされます。
どんな気候の変化によってどんな症状が現れるかは人によって異なり、
低気圧が近づくと頭痛がしたり、温かい室内から寒い屋外に出ることで風邪やアレルギーみたいな症状が出ることもあります。
気象病の現れるメカニズムには「自律神経」と「普段から蓄積していた不調・疲労」が関係すると言われています。
気圧や温度の急激な変化が起こると、耳の奥にある「内耳」がその変化を察知し、脳から自律神経を経由して、もともと身体に蓄積していた不調や疲労が顕著に現れるためです。
毎日の疲労の蓄積は自律神経の乱れにつながり、自律神経の乱れがまた、身体のさまざまな部位の痛みや不調につながります。
普段から疲れやすかったり、首や肩、腰がガチガチな方は注意しましょう。
反対に、こういう気候のときになんとなく不調がある人は、日頃から心身ともに無理をしていて、身体からの休めのサインとも言えますね。
出来るだけ規則正しい生活に近づけて、とりあえず寝る前のスマホは自律神経を刺激しますので控え、10分でも早くお布団に入りましょう。
鍼灸もおすすめです、お悩みの方はご相談くださいませ。