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夏至
こんにちは、丘の上の鍼灸院です。
少し過ぎましたが、6月21日は夏至でしたね。
夏至は1年で一番昼間の長い日で、東洋医学的には最も陽の気が高まる日です。
個人的には夏は明るい時間が長く1日が長くなった気がして、暑いのは嫌ですが、なんとなくそれだけで幸せです。
ここからはしっかり夏の養生をしていきましょう。
朝は早く起きる、冷たい飲食を避ける、適度な発汗、反対に汗のかき過ぎには注意する、など。
私はもともと汗をかきづらい方なのですが、最近さぼってさらに汗をかかない生活をしていたので、どうやら熱がこもってしまって、すぐ火照ってのぼせたり、かと思えば反対にすぐ冷えて体温調節がうまくいってないなあという状態でした(^^;
自律神経が乱れているなあ、と自分でも感じていたのですが、そうしたら月経もいつもより1週間くらい早く来ました。
(もともとの周期が長めなので正常範囲ですが)
私のようないわば生活習慣の乱れで汗をかかないことや、ストレス、辛いものや味の濃いものの過食によって、体内には熱がこもります。
体内に熱がこもると血の運行を早め、月経が早く来たり、量が増えたり、アトピーなどの皮膚症状が悪化することもあります。
本来出ていくはずの熱がうまく発散できないために熱がこもってしまうので、そういう方でも体自体は冷えてないわけではなく、クーラーの効いた部屋に一日中いたり、暑いからといって冷たい飲み物やアイスなどをたくさん摂ってしまうと、実は体は冷えていて夏バテにつながることもありますので注意しましょう。
夏野菜は余分な体の熱を冷まし、水分の排出を助けてくれるものが多く、果物は体の潤いを補給してくれます。
食べ過ぎは反対に体を冷やしてしまうので、自分の体調と合わせて火を通すなどして適度に食べましょう。
夏でも冷え症の人は結構多いので、特にお腹を触って冷たい方は要注意です。
熱は発散することが大事なので、入浴や適度な運動をして発汗することが対策になります。
私も涼しい時間を狙って散歩します(^^;
やっと梅雨入りもしたので、もちろん前回も書いた湿気にも注意して、湿気対策と夏の養生で今年の夏も乗り切りましょう。
ちらっと月経の話が出ましたが、まだ月経トラブルについて書いたことがなかったのでまた書きたいと思います。
6月
こんにちは、丘の上の鍼灸院です。
6月は通常どおり営業しておりますので、よろしくお願いいたします。
今年はまだ梅雨入りしていませんが、これから湿度の高い時期が来ると様々な不調を訴える方が増えますので今のうちに対策を。
体が重だるい、頭が痛い重い、むくみ、めまい、食欲不振、下痢、湿疹、関節痛などの不調が出やすくなります。
特に影響を受けるのは「胃腸」です。
胃腸に負担をかけないよう、よく噛んで、腹八分目まで、寝る3時間前までに食事を済ませましょう。
スイカやアイスなど冷たい物の食べ過ぎには気を付けてくださいね。
胃腸に負担をかける飲食物は他にもあります。
生魚や生野菜などの生もの、揚げ物や脂身の多いお肉、お菓子や果物(甘くて冷たいので摂り過ぎに注意)、味の濃いもの、それから水分(もちろんお酒も)の摂り過ぎには注意が必要です。
身体から除湿することも大切です。
運動や入浴で血行を良くし、汗ばむ程度に汗をかく。
物理的に除湿器などで部屋を除湿することも大変おすすめです。
今から対策して、梅雨の不調を乗り切りましょう。
東洋医学の特集
こんにちは、丘の上の鍼灸院です。
先週16日と19日はNHKでツボや東洋医学の特集がありました。
NHKは定期的に特集してくれるので、また興味を持ってくれる方が増えればうれしいですね。
心身一如、医食同源、未病治、養生など…
東洋医学の基本的な考え方から現代医学的な解明の話まで、分かりやすくまとめられていました。
NHKプラスではまだ見られるようなので、まだ見てないよという方はぜひ見てみてくださいね。
どちらの放送でも『足三里(あしさんり)』というツボが出てきましたが、たくさんあるツボの中でも私はこのツボが一番好きかもしれません。
おそらく一番有名な足三里というツボは、古くから万能・長寿のツボといわれて、疲労回復や胃腸機能の回復によく効くとされています。
実際、治療でもほとんどの患者さんに使用していますし、もしセルフケアでツボ押しやお灸をしてみたい方がいれば、まずはここをおすすめします。
そもそも鍼灸・ツボというのは、はるか昔に手や足の特定の場所に鍼を打つとそこから離れた別の場所の不調がよくなるという経験が積み重なってできた医学で、目に見えない気(エネルギー)などの話も相まって、少し敬遠されてきたと思います。
ですが近年の研究によって少しずつ科学的に解明され、多くの疾患にその効果を認められるようになりました。
そのあたり詳しくはまた近いうちにきちんと鍼灸についてのページを作りたいですね。
なんで足三里が好きかというと自分で一番効果を感じたツボだからなのですが、その話を書いていたら長文に…
この続きはまた今度。
立夏
こんにちは、丘の上の鍼灸院です。
GWが終わり、今日からまたお仕事や学校が始まる方も多いと思います。
休み明けって、一番しんどいですよね。
ゆっくりギアを入れて、ぼちぼちいきましょう。
5月5日(日)は『立夏(りっか)』。暦の上では夏が始まりました。
GW中もすでにかなり暑い日がありましたよね。
今日から明後日くらいまではまた気温が下がるみたいです。
気温差が大きいので、今週はもう無理せず、ほどほどにいきましょう。
これから陽気がどんどん増えてくると、体に熱がこもったり、反対に汗をかきすぎてエネルギーを消耗してしまいがちです。
今のうちから少しずつ汗をかいて、暑さに体を慣らしていきましょう。
暑いとシャワーで済ませがちですが、できるだけ湯船につかって、適度に発汗してくださいね。
またエアコンや冷たい飲食物で体を冷やすと夏バテします。
冬の不調にもつながりますので、体を冷やさないようにしてくださいね。
これから梅雨にも近づいていきます。
湿度は高すぎると体に悪さをしますので、梅雨の時期にだるさやむくみ、めまい、胃の不調などが気になる方はぜひ除湿器のご準備を。
最近は雨だと家の中の湿度がかなり上がるので、我が家でもすでに使っていますが、すぐに水が溜まってしまって驚きました。
ちょうどいい気候ももう終わってしまうので、体の中から整えることも大事ですし、住環境や衣服など外側の対策も意識していきましょう。
GWのお知らせと春の土用
こんにちは、丘の上の鍼灸院です。
GW期間中の営業日は以下のとおりですので、よろしくお願いいたします。
4月27日(土) 通常通り
28日(日) 通常通り(12:00まで)
29日(月) 休診
30日(火) 通常通り
5月 1日(水) 通常通り
2日(木) 休診
3日(金) 通常通り
4日(土) 通常通り
5日(日) 休診
6日(月) 休診
4月16日から5月4日までの18日間は『春の土用』です。
春から夏へと変わる季節の変わり目にあたります。
次の季節に向けて体を慣らしていく準備期間とも言えますが、反対に体調を崩しやすい時期でもあります。
土用の時期は胃腸をいたわるとき。
胃腸がなぜ大事かと言うと、エネルギーを生み出すところだから。
胃腸のはたらきを良くしておくことで次の季節の変化にも対応できます。
冷たいもの、脂っこくて味の濃いもの、甘いもの、生もの、過剰な水分は控えめに。
あっさり温かい食事をよく噛んで、腹八分目をおすすめします。
季節変化の大きい時期なので、疲れや体調不良もドッと出やすいです。
無理せず適当に。
心身のモードも、伸び伸びゆるくの春からお出かけやおしゃべりして活動する夏モードに徐々にチェンジしていきましょう。
季節に応じた過ごし方、意識してみてくださいね。