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2023-05-12 15:16:00

帯状疱疹。

こんにちは、丘の上の鍼灸院です。

 

 

今日は『帯状疱疹』について。

 

 

帯状疱疹とは、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。

 

数日~10日間程チクチクとした神経痛のような痛みがあり、その後、体の左右どちらか一方の神経に沿って帯状に赤い水ぶくれを伴う発疹が現れます。

 

発疹は体の至るところに現れますが、最も多いのは胸から脇腹にかけてです。顔や目の周りに現れ、耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などの合併症が起こることもあります。

 

皮膚と神経の両方でウイルスの増殖による炎症が起こっているため、強い痛みを伴います。

 

 

原因は、子どもがかかることが多い「水ぼうそう」と同じウイルスです。

 

水ぼうそうは多くの場合1週間程度で治りますが、回復後もウイルスは体内からはなくならずに体の中に数十年以上潜伏します。

 

そのため水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも発症する可能性があるのです。

 

 

加齢やストレス、過労などが引き金となって免疫力が低下すると、潜んでいたウイルスが再び増殖し、神経に沿って体の表面に現れて帯状疱疹を発症します。

 

帯状疱疹自体は水ぼうそうと同様、そのうちにほぼ確実に治りますが、ウイルスの攻撃によって神経に強い損傷が生じ、皮膚症状が消えた後にも痛みだけが長い間残ることがあります。

 

これを『帯状疱疹後神経痛』といい、特に高齢の方や、帯状疱疹が重症であった方に起こりやすいといわれています。

 

 

帯状疱疹になったら、病院では抗ウイルス薬を使ってウイルスの増殖を抑制します。急性期の皮膚症状や痛みの緩和、合併症や後遺症を軽減するため、早期治療が大切になってきます。

 

もし帯状疱疹後神経痛が残った場合は、主に内服薬による治療を行い、痛みがひどい場合は神経ブロック注射を行うこともあります。

 

 

鍼灸治療ではあらゆる痛みに対して鎮痛作用が期待でき、帯状疱疹の場合は局所への低周波鍼通電療法を中心に行います。

 

また、帯状疱疹を発症すること自体、ストレスや過労で免疫力が下がった状態なので、全身治療で自然治癒力を高めるような治療もしていきます。

 

発症前のチクチクとした痛みの段階で鍼をすると帯状疱疹の発症を抑え、発症直後は病院と併用して治療することで早期の改善や後遺症のリスクを軽減します。

 

帯状疱疹後神経痛になったら完治まで時間がかかりますので、発症させない、発症しても早期にウイルスの増殖を抑えることが大切になってきます。

 

異変に気が付いたら一日も早く治療にかかってくださいね。

2023-05-06 16:03:00

『立夏』

こんにちは、丘の上の鍼灸院です。

 

いつもありがとうございます。

 

 

今日56日(土)は『立夏(りっか)』。

 

 

夏が立つ、と書くように夏の兆しが見え始める時期です。

 

暦の上では今日から夏ということになります(いわゆる初夏ですね)。

 

気温は高くても湿度が低く、さわやかで過ごしやすい季節です。

 

これから陽気がどんどん増えてくるので、体に熱がこもったり、反対に汗をかきすぎてエネルギーを消耗してしまいがち。

 

少しずつ汗をかいて暑さに体を慣らしていかないとですね。

 

 

夏の過ごし方のひとつとして、夏の間に冬に悪化しがちな病気の予防をすることも意識してみてください。

 

夏の間にエアコンや冷たい飲食物で体を冷やすと、冬になってから冷えや痛みが悪化したり、風邪をひきやすくなったりします。

 

冷たい飲み物やアイスなど、熱くなった体を冷ますのによく食べますよね。私も食べます。

 

ですが常に冷たいものを摂ると胃腸のはたらきが悪くなり自律神経も乱れて夏バテにもつながります。

 

胃腸ってすごく大事。胃腸のはたらきは飲食物を消化吸収すること。

 

体は口に含んだものからできています。飲食物だけでなく呼吸もそうですね。

 

飲食物は胃腸のはたらきによって消化吸収されて、そのとおり血となり肉となります。

 

冷たいものの摂りすぎで胃腸は冷え、すると全身の血流も悪くなります。

 

特に冷え症の方は、冬になってから必死に温めても冷えを治すことは難しいです。

 

冷え症を治すなら夏。夏の間に冷やさないよう気を付けて、少しでも次の冬の厳しさに備えましょう。

 

暑いとシャワーで済ませがちですが、できるだけ湯船につかって、体を中から外から冷やさないようにして過ごしてくださいね。

2023-04-18 14:59:00

GWと春の土用

こんにちは、丘の上の鍼灸院です。

 

いつもありがとうございます。

 

GW期間中は以下のとおり営業しますので、よろしくお願いいたします。

 

4月29日(土) 通常通り

  30日(日) 休診

5月 1日(月) 休診

   2日(火) 通常通り

   3日(水) 通常通り

   4日(木) 休診

   5日(金) 通常通り

   6日(土) 通常通り

   7日(日) 通常通り(1200まで受付)

 

また、5月14日(日)はセミナー参加のため休診します。

 

*****

 

昨日4月17日からは『春の土用』に入りましたね。

 

土用というと夏の土用を思い浮かべますが、実は春夏秋冬それぞれにあります。

 

土用は立春・立夏・立秋・立冬の前18日間のことを言い、季節の変わり目です。

 

次の季節に向けて体を慣らしていく準備期間とも言えますが、反対に体調を崩しやすい時期でもあります。

 

つまりいつも以上に気を付けて過ごそうねってことですね。

 

土用の時期は胃腸の休息が大事で、胃腸のはたらきを良くしておくことで次の季節の変化にも対応できます。

 

季節に応じた過ごし方、意識してみてくださいね。

2023-04-07 17:19:00

顔面神経麻痺。

こんにちは、丘の上の鍼灸院です。

 

 

今日は『顔面神経麻痺』について。

 

 

顔面神経麻痺は、主に片側の顔の筋肉を動かすための顔面神経が何らかの原因で障害された病態をいい、中枢性と末梢性に分かれます。

  

中枢性のものは脳卒中などの脳内の病変によって起こり、末梢性のものは末梢神経でのウイルス感染や外傷によって起こります。中枢性か末梢性かの鑑別は肉眼で可能です。

  

顔面神経麻痺の原因の約60%はベル麻痺、約15%はラムゼイ・ハント症候群の末梢性顔面神経麻痺が占めます。

  

ベル麻痺は以前は明らかな原因が特定できないものを指しましたが、最近では単純ヘルペスウイルスの再活性が原因ではないかと言われています。50代で多く、一般に予後良好で、自然治癒率は70%と言われています。

  

それに対し、ハント症候群は帯状疱疹ウイルスの再活性が原因となり、20代、50代に多く、比較的予後が悪く、自然治癒率30%で、ベル麻痺と比べ経過もゆっくりです。

  

これらは様々な要因が引き金となり急に発症します。ウイルスの再活性と書きましたが、つまり免疫力の低下が原因と考えられます。ストレスや過度の疲労、睡眠不足、風邪による体力低下等々あげられます。

  

末梢性顔面神経麻痺の症状としては、閉眼ができない、額のしわ寄せができない、口角が下がる、食べ物がこぼれる、鼻唇溝が消失する、味覚の低下、聴覚過敏などがあります。中枢性だと額のしわ寄せが可能です。さらにハント症候群の場合は帯状疱疹ウイルスが原因のため、耳周辺には痛みを伴う水疱が見られ、難聴や耳鳴りも伴います。

 

  

顔面神経麻痺を発症してしまったら…早期の治療が予後を大きく左右します。

  

時間が経てば経つほど治りにくくなり、後遺症が出る可能性も高くなります。

  

 

病院では、炎症や浮腫を抑えるために1週間~10日程度ステロイドや抗ウイルス薬を投与し、一定の効果が認められます。神経の再生を促すためにビタミン剤も処方されます。

 

麻痺が軽度であれば薬物治療だけで改善に向かいますが、麻痺が高度な場合は一部麻痺が残ったり、中には全く変化が見られないこともあります。

 

ステロイド等の投与のあとは様子をみることになり、麻痺が高度であれば手術を勧められることもあります。 

 

 

鍼灸治療は発症から1週間くらいから可能です。病院での治療と並行してすることができます。

  

当院では、炎症を抑え、麻痺部の筋肉や神経に刺激を与えて麻痺の改善を図り、患部の血流改善と全身の治癒力を高めることを目標に治療を行います。

 

麻痺の程度や治療を始める時期にもよりますが、鍼灸治療によって改善される方は多くいらしゃいます。

 

鍼灸治療を始めるタイミングは早いほど改善する可能性が高くなりますので、お悩みの方は信頼できる鍼灸院に一度相談してみてくださいね。

 

また、発症後1年以上経過している場合は大きな改善は難しくなります。ですが、やはり見た目のこと、その場合でも少しでも改善する可能性があれば鍼灸治療を試してみてほしいと思います。

 

2023-03-29 17:02:00

緑内障。

こんにちは、丘の上の鍼灸院です。

 

 

今日は『緑内障』について。

 

 

当院には緑内障の進行予防のため、治療に来られている方がいらっしゃいます。

 

緑内障は、何らかの原因で眼底にある視神経という部分が障害を受けて、徐々に視野が狭くなる病気です。初期の段階では自覚症状がなく、進行して初めて気付く方が多いです。日本人の中途失明原因の1位となっています。

 

緑内障の治療は眼圧を下げて視神経への負担を減らすこと。点眼薬、レーザー治療、手術はすべて眼圧低下を目的にしています。

 

では『眼圧』とは?

まぶたの上から眼を軽く触ると風船のような弾力があります。これは眼の中に満たされている液体(房水)が一定の圧力を保ちながら循環しているためで、眼圧とはこの房水による眼球内の圧力をいいます。房水の流出が悪くなることが眼圧上昇の原因と考えられています。

 

実は多くの方は眼圧が正常範囲内の『正常眼圧緑内障』と言われていて、眼圧が高い状態の緑内障はそんなに多くありません。

 

緑内障の方では視神経周辺の毛細血管が萎縮していると言われていて、そうすると循環が悪くなり血流や酸素などの栄養が不足し、視神経の脆弱性が見られます。

 

たとえ眼圧が正常範囲内だとしても、視神経に障害があれば眼圧を下げる治療が必要になります。

 

 

鍼灸治療では、眼圧を低下・安定させること、視神経周辺の循環改善を目標としています。

 

当院では目の周りはもちろん、首・肩こり、冷え性など全身の状態を診て治療していくことで、全身の循環を改善し目の方にもより効果が期待できます。

 

時間をかけて失った視野は残念ながら元に戻ることはありません。ただ急な悪化により視野が欠けたようにみえていても、まだ完全に細胞が死んでいなければ回復する場合もあります。

 

また緑内障と診断された方は失明するのではないかという不安がとても大きく、その不安を私たち施術者は完全にわかってあげられませんが、視界が明るくなった、欠損部のモヤモヤがとれた、眼圧が安定してきた、など改善を自覚することで少しずつその不安は和らぎます。

 

 

緑内障は一度発症すると完治させることはできず、その進行を抑えることが治療の目的です。

 

緑内障と診断されても失明に至るのは少数です。中には急激に悪化するケースもありますが、ほとんどの場合正しく点眼薬を使い、目への負担を減らすよう心掛けて生活できれば進行を防ぐことができます。

 

適切に検査・治療を受けていても眼圧が安定しない方、どんどん悪くなっているという方は、一度信頼できる鍼灸院で治療を受けてみることをおすすめします。

 

また今は完全な治療法はなくても日々医学は進歩しているので、いつか画期的な治療法が生まれるかもしれませんね。

 

 

緑内障は早期発見・早期治療が大事です。

 

緑内障は40歳以降になると増えており、また遺伝する病気と言われていますので、親族に緑内障の方がいる場合や、40歳を過ぎたころから定期的に眼科で検査するようにしましょう。

 

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